スタッフ

教授 荻田 典男准教授 長谷川 巧

研究室紹介

温度下げると物質は通常では想像もつかない現象を示します。この現象の起源を原子の立場から理解するために,私達は光を利用した研究を行っています。主に可視光のレーザーを利用したレーザーラマン散乱と呼ばれる方法を利用しています。これを使うと原子の運動状態が手に取る様に分かり,原子の間の力や原子が持つ磁石の間の力などの情報も得られます。更に,非接触で測定できることが特徴で,極低温(0.5K)・強磁場(8T)・超高圧(30000気圧)での物質の状態を観測することができます。しかも絶縁体から金属までのすべての物質について測定できます。現在は,いろいろな条件下にある希土類化合物,酸化物超伝導体,量子流体・固体,水素貯蔵物質など,非常に広範囲な物質についての研究を行っています。

業績紹介